サラヤをはじめ、現地の国際協力機構JICA(日本政府ODA)や、SWD(サバ野生生物局)、NGOが中心となって、2006年12月にボルネオ現地にBCT(ボルネオ保全トラスト)事務局を設立。
現在、サラヤではNPO法人BCTジャパンを通じて現地の活動を支援しています。
川辺は野生生物にとって生存の鍵となる大切な場所。
ところがアブラヤシプランテーション(農園)の拡大によって、大切な生息域が失われています。そこで、熱帯雨林だった土地を買い戻し、分断された緑(保護地)をつなぐことで「緑の回廊」を回復させる計画を、BCTを通じて行っています。
野生動物には、生息に最低限必要とされる川沿岸の森と、分断された熱帯雨林を結ぶ移動路が必要です。
BCTは、サバ州キナバタンガン川沿岸の土地を買い戻して森に再生し、熱帯雨林を一つに結ぶ緑の回廊計画を推進。BCTが土地所有権を取得し、それを支援した団体に土地命名権を与えることも実施しています。「サラヤの森」も12カ所まで広がっています。
獲得年月 | 土地名 | 面積 |
---|---|---|
2009年5月 | サラヤの森1号地 | 2.14ha |
2010年1月 | サラヤの森2号地 | 3.96ha |
2010年3月 | サラヤの森3号地 | 1.80ha |
2011年6月 | サラヤの森4号地 | 2.04ha |
2012年10月 | サラヤの森5号地 | 1.84ha |
2017年4月 | サラヤの森6号地 | 4.20ha |
2018年3月 | サラヤの森7号地 | 5.99ha |
2019年7月 | サラヤの森8号地 | 2.76ha |
2020年10月 | サラヤの森9号地 | 4.49ha |
2022年10月 | サラヤの森10号地 | 4.09ha |
2023年5月 | サラヤの森11号地 | 1.39ha |
2023年5月 | サラヤの森12号地 | 1.40ha |