自ら行動すると、見える世界が変わる
「治療ではなく予防という観点で患者さんだけではなく、医療に携わる人々の命を守る製品を生み出したい」という想いで、医療や福祉領域の営業企画・マーケティングの道に進みました。入社後は、自社製造ブランド立ち上げのプロジェクトに参加し、商品化からお客様に製品を伝えるプロモーション資料やカタログ作成、営業担当向けの製品勉強会まで、多岐にわたる業務に携わりました。
入社6年目の時、商品づくりをさらに間近で俯瞰的に見るために商品企画への異動を経験。これまではお客様の課題を解決する商品を考えてきた所から、モノづくりの現場へ入りこみました。今まで経験してきたこととは違い、商品企画という業務を進めるにあたり分からないことが多かったので、品質保証や購買、デザインの部署などあちこち走り回って、丁寧に教えてもらいました。商品企画の裏には、多くの部門が関わり、試行錯誤とたくさんの苦労があり、その先に「本当に役に立つ商品」が生み出されているのだと実感しました。
付加価値の創出のために大切なこと
ニーズとマッチせず、商品化を諦めたことが過去にありました。数年経って市場や競合の状況も変わりチャンスがあると感じて再度商品化を目指しました。実際に商品化するうえ、看護師の声や、現場が抱える課題を実際にお伺いすることで、頭の中で思い描いていた課題と違っていることもありました。
実際にユーザーの方に寄り添って話を聞き、本質を探ることが大切だと実感しました。「普段仕事をしていて問題だと感じにくいけど、言われてみれば不便だよね」と声に出なかった不満をカタチにすることができ、現場の声を聞く重要性を再確認しました。
「幅広い世代に使ってもらえるブランドを作る」
医療・福祉施設では、「サラヤといえば手洗い・手指消毒や環境衛生、個人防護具などの衛生品を扱う」メーカーイメージが定着し、お客様から信頼をいただいています。実はそれだけではなく、ボディケア・サニタリー用品や食品等もあり商品群は多岐にわたります。
医療・福祉の現場で得られた実績や信頼を活かして、幅広い商品展開や商品の良さをもっと多くの方に知っていただき、職場でも、日常生活でも、よりサラヤを身近に感じていただき、幅広い世代を通じて、世代ごとのお悩みに沿った製品ラインナップ展開やブランドへの成長に貢献できるよう頑張りたいと思います。