サラヤ株式会社(本社:大阪/代表取締役社長:更家悠介)は、「アルソフト 手指消毒ローション」の開発技術が、第72回工業技術賞(主催:一般社団法人 大阪工研協会)を受賞したことをお知らせいたします。
今年で第72 回目を迎える「工業技術賞」は、工業に関する研究や発明、ならびに技術の進歩改善に対して大きな功績をあげた技術者に贈られる歴史ある賞です。
1952 年に創業し、戦後間もない日本で、手を洗うと同時に殺菌・消毒のできる日本初の薬用石けん液と専用容器を開発し、赤痢などの感染症を予防するなど、日本に"手洗い"の文化を広めたサラヤ株式会社では、互いに密接な関係にある「衛生」「環境」「健康」という3つのキーワードを事業の柱として、自社研究所「バイオケミカル研究所」にて幅広い商品開発のための基礎研究と実証実験を行っています。
この度受賞した「アルソフト 手指消毒ローション」は、さらっととろけるローションのような使用感を実現し、手に取るときにはジェル状で飛び散ることがなく、塗り広げることで液体へと変化します。消毒剤としての効果にもこだわり、高濃度アルコール80vol%でしっかりウイルス・細菌を消毒。さらに手肌にやさしい2つの保湿成分「グリセリン」「ミリスチン酸イソプロピル」配合で、消毒を繰り返す手肌をいたわります。
開発において、粘弾性測定装置を用いて使用感の見える化を行い、増粘剤の種類と配合量を厳選して新しいローションタイプとした点や、複数の保湿成分を特定の配合量、配合比で組み合わせることにより、擦り込みやすくべたつかない優れた使用感を達成した点が評価され、今回の受賞に至りました。
また、新触感の使用感を生み出した複数の保湿成分の配合系に関して、日本国内にて特許を取得(特許第7045750)いたしました。
サラヤバイオケミカル研究所では、今後も感染症予防に貢献する研究開発に取り組んでまいります。
※各ニュースリリースの情報は発表当時のもので、現状と異なっているものもあります。