サラヤ株式会社(本社:大阪/代表取締役社長:更家悠介)は、公益財団法人日本ユニセフ協会への支援活動により、紺綬褒章を受章しましたことをお知らせいたします。
サラヤでは戦後まもない1952年、赤痢や疫痢などの感染症が流行する中、手を洗うと同時に殺菌・消毒できる日本初の「薬用石けん液」と「専用容器」を開発し日本の衛生環境向上に貢献してまいりました。2010年より「いのちを守る手洗いを世界に広めたい」という思いから、日本ユニセフ協会とともにアフリカ・ウガンダ共和国にて、石けんを使った正しい手洗いを広める「100万人の手洗いプロジェクト」の活動を開始。対象商品の売上の1%(※1)を日本ユニセフ協会に寄付を続ける貢献が認められ、このたび紺綬褒章(※2)が授与されました。4月18日に、内閣府の代理にて日本ユニセフ協会の早水専務理事より褒状の伝達を受けました。
引き続き、日本ユニセフ協会および、ウガンダ共和国内で活動するNGO、地方自治体、市民社会団体、奉仕活動団体などのパートナーシップを強化し、ウガンダ共和国の衛生向上に寄与することを目指します。
(※)メーカー出荷額
(※)紺綬褒章とは、公益のために私財を寄付し、功績が顕著な個人または法人・団体に対し、日本国政府より授与されるものです。
100万人の手洗いプロジェクト
ウガンダの5歳未満児死亡率は1000人あたり55人といわれ、その原因となる主な病気は正しい手洗いで予防できます。活動当初はミレニアム開発目標(MDGs)に掲げられていた乳幼児死亡率の削減を目指し、石けんを使った手洗い普及率は2007年の14%から2014年には32.7%へと向上しました。その後、2015年以降は持続可能な開発目標(SDGs)達成のため、17の目標項目のうちの「3 すべての人に健康と福祉を」、「6 安全な水とトイレを世界中に」を活動目標に取り入れ、正しい手洗いや適切かつ平等な衛生施設へのアクセスにより、新生児や5歳以下の死亡率の削減と予防可能な死亡を減らすための活動を続け、2018年度の石けんを使った手洗い普及率は36.5%となりました。
(出典:日本ユニセフ協会「ウガンダにおける全国手洗いイニシアチブ2016-2018プロジェクト 最終報告書」)
100万人の手洗いプロジェクト
※各ニュースリリースの情報は発表当時のもので、現状と異なっているものもあります。