サラヤ株式会社(本社:大阪/代表取締役社長:更家悠介)は、ユニセフ創立記念日にあたる2016年12月11日に、アフリカ・ウガンダで子どもたちの命を守る手洗いを世界に広める「100万人の手洗いプロジェクト」WEBサイトをリニューアル公開しましたことをお知らせいたします。
サラヤは1952年に創業し、日本で初めて薬用手洗い石けん液と石鹸液容器を開発・事業化しました。戦後間もない日本で赤痢などの伝染病が多発する中、サラヤの液体石けんは多くの人の感染予防に貢献し、それ以来、アルコール手指消毒剤やノータッチ式ディスペンサーの開発など、日本の衛生環境向上を牽引してきました。 一方、開発途上国に目を向けると、現在、世界では1日約16,000人もの5歳未満の子どもたちが命を失い、その原因の多くは予防可能な病気です。石けんを使って正しく手を洗うことで、下痢性疾患や肺炎を予防し、100万人の子どもたちの命が守られるといわれています。(世界子供白書2016)
そこでサラヤは2010年に「100万人の手洗いプロジェクト」をスタートさせ、対象となる衛生製品のメーカー出荷額の1%をユニセフに寄付し、アフリカ・ウガンダで展開する「石けんを使った正しい手洗い」の普及活動を支援しています。 その活動を続ける中で、村での手洗い普及活動だけでなく劣悪な状況にある医療機関の衛生環境も改善する必要があると考え、アルコール手指消毒剤の現地生産、医療従事者への教育・普及活動を目指す「病院で手の消毒100%プロジェクト」を開始。現地法人サラヤイーストアフリカを設立し、2014年にはウガンダでのアルコール手指消毒剤の現地生産・販売を開始しました。現地の人々の雇用も生みだしながらアフリカの社会問題を解決し、持続可能なビジネスとして広げていくことを目指しています。
この度リニューアルされた「100万人の手洗いプロジェクト」WEBサイトでは、ウガンダの子どもたちが出演するコンセプトムービーと、2016年度の現地視察レポートを公開。今後のプロジェクトでは、ミレニアム開発目標(MDGs)が目指した乳児死亡率を下げる目標は2030年までの持続可能な開発目標(SDGs)に引き継がれます。そして、2016年からサラヤはSDGsの17の目標項目のうち「1.貧困をなくそう」と「6.安全な水とトイレを世界中に」を達成するため、安全な水や衛生設備だけでなく、石けんを使った正しい手洗いを普及する活動を継続推進していきます。
「100万人の手洗いプロジェクト」WEBサイト
「病院で手の消毒100%プロジェクト」WEBサイト
※各ニュースリリースの情報は発表当時のもので、現状と異なっているものもあります。