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ニュースリリース


サラヤ株式会社(本社:大阪/代表取締役社長:更家悠介)は、2015年11月2日(日)から11月6日(金)にかけて、 名古屋ウィスティン ナゴヤキャッスル(名古屋市)で開催される第12回 国際ラクトフェリン会議で、SARAYAラクトフェリン研究所が「ウシラクトフェリンのメラニン生成抑制効果:活性部位と分子構造」の最新学術成果を学会発表することことをお知らせいたします。


同学術成果は2007年から継続してきた「創傷治癒効果」、「線維芽細胞の活性効果」、「しわ改善効果」などの研究成果に続くもので、ウシラクトフェリンのメラニン生成抑制効果の最新研究報告になります。ラクトフェリンの活性単位と分子レベルの作用機構について調査し、鉄結合の有無に拠らずメラニン生成は抑制され、断片化したラクトフェリンのペプチドにもメラニン生成を抑える活性が見られたことを報告します。今回の研究報告から活性の高いラクトフェリン由来ペプチドが存在することが予測され、美白の有効性成分になる可能性が示唆されました。




発表について


11月5日(木) 11:45~12:10(予定)
「ウシラクトフェリンのメラニン生成抑制効果:活性部位と分子構造」の最新学術成果
SARAYAラクトフェリン研究所
(石井七瀬、竜瑞之、鈴木靖志)


サラヤのラクトフェリン研究


赤色の乳たんぱく質である「ラクトフェリン」は、乳児用粉ミルクや健康食品などに広く利用され、免疫機能関与成分として有名です。また同成分は哺乳類の初乳中に高濃度で含まれることが知られており、小腸のラクトフェリン受容体に到達することによって免疫機能を調整すると言われています。また妊産婦の卵胞や羊水中にも含まれていて胎児の肌に接触しています。もし羊水中で感染症などが起きると速やかに濃度が上がることも知られています。
1952年創業以来、感染予防を本業にするサラヤが免疫関与成分をスクリーニングし、哺乳類の免疫システムに深く関与する乳たんぱく質「ラクトフェリン」研究に行きついたのは自然な流れでした。2008年、星薬科大学との共同研究で「ラクトフェリン塗布による創傷治癒効果を発見」(第3回 日本ラクトフェリンフォーラム フォーラム賞受賞)したことから始まり、2010年皮膚の線維芽細胞を直接活性化して「コラーゲン」「ヒアルロン酸」「エラスチン」の自己産生を増進することを発見(2011年 第10回 国際ラクトフェリン会議 メキシコ発表)、その続報をカリフォルニア大学デービス校との共同研究で線維芽細胞への取り込みを示しました(2013年 第11回国際ラクトフェリン会議 ローマ発表)。また2012年にはヒト臨床試験でしわ改善効果(2012年 第5回 日本ラクトフェリン学会 東京発表)を確認しました。最近ではこの研究成果を活かして製品化されたスキンケアブランド「ラクトフェリンラボ」をご愛用いただくお客様の声で「顔色が明るくなった」等のブライトニング効果を報告してくださる事例が多く、その裏付けとなる最新研究ではラクトフェリンのメラニン生成抑制による美白効果が発見されています。(2015年 第12回 国際ラクトフェリン会議 名古屋発表)


新規事業 スキンケアブランド「ラクトフェリンラボ」の誕生


新規事業 スキンケアブランド「ラクトフェリンラボ」の誕生
2012年にSARAYAラクトフェリン研究所(所長:鈴木靖志)の研究成果を投入して誕生したスキンケアブランドが「ラクトフェリンラボ」です。現在、数度の処方改良を重ね2015年最新処方がサラヤ公式通販の専売品として販売されています。シリーズの核になるのはラクトフェリン研究成果から誕生したオールインワン美容ジェル「LLモイストリフト ジェルセラム 50g」です。


ラクトフェリンラボ


SARAYAラクトフェリン研究所の研究成果から誕生したオールインワン美容ジェル。ラクトフェリン原末の赤色が出たピンク色のジェル製剤(無着色)

LL ジェル モイストリフト 50g  定価4,725円(税込)

「ラクトフェリンラボ」


※各ニュースリリースの情報は発表当時のもので、現状と異なっているものもあります。