サラヤ株式会社(本社:大阪/代表取締役社長:更家悠介)は、2012年4月より自社生産で使用しているパーム油/パーム核油が100%RSPO認証原料になったことをお知らせいたします。
サラヤは2005年1月に日本に籍を置く企業として初めてRSPO(Roundtable on Sustainable Palm Oil=持続可能なパーム油のための円卓会議)に直接入会し、2010年にはRSPO認証パーム油を原料として使用した商品の販売を開始しました。
昨年11月にマレーシアで行われた第9回円卓会議(RT9)において、サラヤは遅くとも2015年までに商品に使用しているパーム油/パーム核油(誘導体原料含む)を100%RSPO認証(以下、①と③の方法)に適合させることを宣言し、コンシューマー商品製造部門で最高ランク(9 Point)に位置づけられました。
RSPO認証は3種類あります。
(1)Segregation(完全分離方式...RSPO認証パーム油だけを利用)
(2)Mass Balance(MIX方式...PSRO認証パーム油と、非認証パーム油を指定割合で混合利用)
(3)Book & Claim(台帳方式...RSPO認証パーム油の生産量が有価証券化された証紙を購入...実物のパーム油/パーム核油は購入しない)証紙を購入することで、RSPO認証されたパーム油/パーム核油を購入したことと同等とみなし、商品にGreen Palm認証マークを表示。
認証マークの表示について
サラヤは①を独自のバイオサーファクタント「ソホロリピッド」原料および、これを配合している一部の商品、③をヤシノミ洗剤ブランドに採用していましたが、RT9の後、速やかに利用するパーム油/パーム核油(誘導体原料含む)の全量を集計し、今年4月より購入した対象原料の量に応じたGreen Palmのクレジットを追加購入致しました。社内での運用を検証し、2015年を待たずして、今年4月以降にサラヤの自社生産で使用しているパーム油/パーム核油(誘導体原料含む)が100%がRSPO認証原料となったことを確認致しました。
現在、RSPO認証マークの表示はハッピーエレファントシリーズ、GreenPalm認証マークはヤシノミ洗剤シリーズの一部に表記するにとどまっておりますが、自社生産製品の内容物は100%RSPO認証(①または③の方法)に適合しており、今後は順次マークの表記を進めてまいります。
また、これから完全分離方式のアイテムも増やしていく方針です。特に、独自のバイオサーファクタント「ソホロリピッド」を応用した新製品開発を通して、生産量と消費量を上げることは、原料調達地・企業・消費者がそれぞれ持続可能なパーム油の世界に貢献できることに繋がっていきます。この使命を果たすため、購買・生産・研究・開発・営業部門と連携して取り組んでまいります。
※各ニュースリリースの情報は発表当時のもので、現状と異なっているものもあります。