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SARAYA SDGs SOLUTIONS

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衛生ビジネスで、世界の課題に挑め。

1952年に創業。
緑色の手洗い石けん液“シャボネット”を原点とし、日本の衛生環境改善に貢献してきたサラヤ。
その技術は今、世界へと広がっています。

このサイトでは、2030年に向けてSDGsビジネスに取り組むサラヤの衛生関連プロジェクトをご紹介します。


SARAYA HYGIENE SOLUTION 活動年表

2009.4

新型インフルエンザが全世界で拡大

2010.1

「100万人の手洗いプロジェクト」 開始
創立60周年記念事業として3年の期間限定で ユニセフの手洗い普及事業に協賛する (2021年まで延長)

ウガンダでの手洗い普及
2011.5

現地法人サラヤイーストアフリカを設立

2012.1

「病院で手の消毒100% プロジェクト」 開始
JICAのBOP連携推進事業の採択を受け、アルコール手指消毒剤による感染症予防事業の実行可能性調査を開始

2013.2

「第1回東アフリカ感染予防会議」をウガンダの 首都カンバラにて開催

2013.12

感染症予防を目的とした全自動医療器具洗浄 消毒器導入に関する普及・実証事業」 開始
JICAの中小企業支援室の民間提案型普及・実 証事業の採択を受け、 医療器具の洗浄・消毒の 実情調査を開始

2014.3

アルコール手指消毒剤のウガンダ現地製造開始

2014年 ウガンダ工場稼働
2014.10.

西アフリカで流行したエボラ出血熱対策のためにウガンダ製のアルコール手指消毒剤を緊急出荷

2015.8

ウガンダ工場のアルコール手指消毒剤をケニアへ出荷開始

2017.5

サラヤケニア設立

2018.5

農林水産省 「平成30年度アフリカ等のフードバリューチェーン課題解決型市場開拓事業」の採択を受け活動を開始

2018.8

「Safe Motherhood プロジェクト」開始

2019.7

ウガンダ工場で生産したAlsoft Vがウガンダ・コンゴ民主共和国、国境におけるエボラ水際対策に寄与

2020.1

COVID-19 について、 世界保健機関(WHO) が国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態と発表

2020.3

COVID-19について、世界保健機関(WHO)が パンデミック(世界的な大流行)を宣言

COVID-19 出典:NIID 国立感染症研究所
2021.6

ウガンダ国内の新型コロナウイルスワクチン供給・接種 体制整備 「COVAXファシリティ」の取り組みを支援


Vol.1 100万人の手洗いプロジェクト

子どもたちの命を守る手洗いを、世界に広めたい



サラヤ創業の原点である、“手洗い”が未だ十分にできない国の一つであるウガンダで、2010年より日本ユニセフ協会と協力して実施しているプロジェクトです。

現在、世界では1日約16,000人 もの5歳未満の子どもたちが命を失い、その原因の多くは予防可能な病気です。
石けんを使って正しく手を洗うことで、下痢性疾患や肺炎を予防し、100万人もの子どもたちの命が守られると言われています。

「100万人の手洗いプロジェクト」では、ウガンダ現地での手洗い設備の建設だけでなく、子どもたちへの教育や自主的な衛生活動の支援、母親への啓発活動、現地メディアでの手洗いキャンペーンの展開など、住民が石けんを使った正しい手洗いを知り、自ら広めていくことを目指して進められています。

対象商品の売上1%(メーカー出荷額)が公益財団法人日本ユニセフ協会に寄付され、ユニセフがウガンダで展開する手洗い普及プログラムに活用されます。


100万人の手洗いプロジェクト





Vol.2 病院で手の消毒100%プロジェクト


東アフリカでの院内感染をなくすために



東アフリカでの院内感染をなくすためにサラヤはアルコール手指消毒剤の現地生産、医療従事者への教育、普及活動を進めています。

衛生環境の問題が原因で失われる命を守りたい。
衛生製品メーカーとして創業時から変わらない想いで、2010年から、アフリカ・ウガンダでのユニセフ手洗い促進活動への支援活動「100万人の手洗いプロジェクト」をはじめました。
その活動を続ける中で、村での手洗いの普及活動だけでなく、劣悪な状態にある医療機関の衛生環境も改善したいと考えるようになりました。
病院内での病気の感染を防げば、乳幼児死亡率や妊産婦死亡率をもっと下げることができるのです。

2011年には、現地法人SARAYA EAST AFRICAを設立、そこではアルコール手指消毒剤を現地生産し、医療従事者に普及させていくことを目指して活動するソーシャルビジネスをスタートしました。
まずはウガンダから、いずれは東アフリカ全域へ。

「病院で手の消毒100%プロジェクト」は、現地の人々の雇用も生み出しながら、アフリカの社会課題を解決し、持続可能なビジネスとして広げていくことを目指しています。


病院で手の消毒100%プロジェクト





Vol.3 SAFE MOTHERHOOD プロジェクト



WHO(世界保健機構)によると子宮頸がんの死亡者数は全世界で2018年から2030年の間に31万1千人から40万人に増加すると予測されています。
アフリカ・ウガンダでの女性の死因第一位も、子宮頸がんです。
サラヤは2012年より公益財団法人ジョイセフ(JOICFP)を通じ、東アフリカの妊産婦を守る「ホワイトリボン運動」の支援をしてきました。
「SARAYA Safe Motherhood Project」フェーズ1でウガンダの妊産婦を感染から守る支援をしてきたサラヤは、フェーズ2の取り組みを開始しました。
(出典/「WHO 子宮頸がんのない未来:がんを撲滅するための世界初の取り組み」より)


SARAYA Safe Motherhood Project




Vol.4 スナノミ症対策プロジェクト


スナノミ症とは、スナノミ(Tunga penetrans)というノミを介して生じる寄生虫性皮膚疾患です。アフリカや中南米、インドなど20か国以上で深刻な問題となっており、ケニアだけでも200万人の患者がいると推測されています。WHOには、「顧みられない熱帯病(NTDs)」の「その他の寄生虫病」にスナノミ症が含まれるという正式見解が出されています。
スナノミ症に感染すると気が付かないうちに症状が進行し、全身の壊死やリンパ管炎などにつながり、また不衛生な環境や誤った治療による敗血症、破傷風、HIV/AIDsなどの二次感染を引き起こす原因にもなっています。

NPO法人日本リザルツによる予防支援活動や、長崎大学のケニア研究拠点による実態把握、予防啓発、治療に関する人材、ボランティア育成を進めていますが、SARAYAもこれまでの処方技術を駆使し、スナノミ症の治療薬開発に挑戦しています。
処方開発の目途がほぼ立ち、ケニアでも治療薬として認可されたため、現在はウガンダでの許認可対応を進め、1日も早い市場導入を目指しています。




Vol.5 FOOD HYGIENE INNOVATION


食品衛生のプロフェッショナルとして、食に関する衛生指導やHACCP導入支援など世界に通用する食品衛生管理をトータルにサポートしてきた経験を活かし、さまざまな分野の食の活性への取り組みや水産資源・農産資源を無駄なくおいしく味わえるように、食の精算現場や製造加工現場から飲食店や通販など地方創生への取り組みや食品ロス削減などの問題解決をテーマに、新しいビジネススタイルの創造と販売スタイルの開拓に至るまで、サラヤが提案する新しいコールドチェーンの構築を通じて食に関わるビジネスに貢献しています。
「サステナブルな食文化の創出」を目指していきます。


ウガンダの首都カンパラの日本料理店「やま仙」


SARAYA KITCHEN LAB.